これからの人生、もっとうねりを

90年代アメリカのバンドをちょこちょこ聴いて、色々考えてましたが、時間がなかったこともあってか、うまい具合にはまとまらず。
初期サウンドガーデンニルヴァーナのエンジニアをやったことで有名なジャック・エンディーノのやっていたSKIN YARDってバンドのアルバム(もちろん録音はジャック・エンディーノ)を聴いてみたり。ちょっとダークなリフものって感じですかね。意外なことに、けっこうスッキリとした、アングラ感のない音だったりする。そんなこともあってか、非常に耳に馴染む。なんだけど、曲が耳に残るかっつったらそういうわけではないという。この辺が売れた人たちとの違いなんだろうなぁとか思う。

LOAD
メタリカのアルバム、として聴かなければ、それなりにいいアルバムなんじゃないかと思う。音がいい。メジャー感ありすぎ、ギターの音がクリア過ぎ、とも思うけど。でも、このドラムの音のふくよかさなんてのは、90年代以降の音楽ではなかなか味わえないもののように思える。ベースの出方もいいのだが、個人的にはもうちょっと輪郭のある音のほうがよかった(ビリー・シーンの音も輪郭が無くてあまり好きになれない)。
僕の場合、最初に触れたメタリカというのがロード発表後のライブの映像だったこともあってか、King Nothingなんかはすごく好きなのだ。まぁ長すぎるから通して聴こうとは思わないんですが。
とにもかくにも、やはり、音色というのもグルーヴの一部分なんだわなと思う。
Red Medicine
引き合いに出すものとして適切ではないのを重々承知の上で書くが…このバンドのリズム隊は本当に大好きなのだが、やはり、音がよろしくないせいか、うねりというのはあまり感じない。フレーズ自体はめちゃめちゃかっこいいのに、それが生かされていないように思える。実にもったいない。でも、いいアルバムです。地味だけど。
音って難しいねぇほんと。

歪んだベースというのがとても好きだ。レミーはもちろん、ギーザー・バトラー、ジョン・ウェットンロジャー・グローバーグレン・ヒューズジョン・ポール・ジョーンズ…パンク以前のハードロックのベーシスト(ポール・シムノン、J.J.バーネルも大好きですが)ってのは、本当にかっこいい人が多いと思う(で、こういう人たちを好きだったのがクリフ・バートンだったりするんだろう、たぶん。よく知らんのだが)。ベースのリフというのは、ギターのリフ以上に耳に残るように思える。単音ということもあってか、メロディアスに聴こえるのだろうか。そんなこともあって、ベース主体の曲ってのが昔から大好きだ。で、ベースでやるアルペジオってのも、とても好きだ。なんで、メロディアスかつファンキーなベースのリフを中心に据えた音楽がやりたいというのはけっこう前から頭にある。そこにどんなギターを乗っけるかっつったら…空間系を多用したアルペジオであるとか、音数の少ないコードストロークなんかなぁと思っている。とりあえずは。で、あとはたぶん、耳に残るメロディー、展開なんだよな。うん。…課題が見えてないわけではないんだよな…ニューソウルな頃のスティーヴィー・ワンダーの現代版(ここで出てくるのが、音色の問題だと個人的には思う)みたいなのがやれたらいいなって思ってんだよね、結局は。ニルヴァーナで言えば、スリヴァーをもっとグルーヴィーにするような感じ。こんなこと思い切り書いちゃっていいのかな。
Blue Lines
がんばろ。