JESUS’ BLOOD NEVER FAILED ME YET

エリ・エリ・レマ・サバクタニを見てきた。幸運なことに、今日は千円で見られる日でした。ですが、2時からのを見に行くつもりが、結局は7時半からのになった。探し物が見つからなかったのだ。何軒も店を回ったのに、なかったのだ。こないだはあったのに…まぁそれはいいとして。映画、面白かった。話の内容はたいしたもんではないと思うのだけど、やはり、音。爆音を浴びに行く価値はあると思う。まぁなんの免疫もない人がいきなりああいう音を聴いたら、病気が治るどころか発狂しちゃいそうな気がするんだけども…最高だったのは、クライマックスの演奏シーンの最中に、地震が起きたこと。「音で揺れてんのか?」なんて一瞬思ってしまったくらいそのシーンにあっていて、めちゃめちゃ興奮してしまいました。小さな奇跡だわありゃ。
演奏、BGM(ギャビン・ブライヤーズの名曲「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」をトム・ウェイツが歌ったバージョンが流れたりする)だけでなく、自然の音に耳を傾けるのも、やっぱり面白い。波の音なんてすごいよ、本当に。あんなにデカイ音で波の音を聴いたのは初めてかも知れない。「音楽」だけが音ではないんだよねぇ。静寂だって面白い。突然音が無くなった(っつっても映画の中だけの話なんだが)瞬間の不安感といったら。興味のある人は、耳のお掃除を兼ねて見に行ってみてはいかがでしょうか。映画館で爆音で見るのがいいんだと思う、あれは。たまに出てくる人間臭い感じもなかなかいいですよ(筒井康隆がかわいい)。オープニングとその後のギャップとか、いい感じだったと思うし。それにしても、ロングスカートにブーツってかわいいなぁ。

しっかし、「帰りに定期買お〜」とか思って出かけたのに、帰れるかどうか怪しいぐらいの残金しかなくなってしまうことにレジで気付いて、けっこう焦っちゃったのはなぁぜ?

エリ・エリ・レマ・サバクタニって言葉の意味、今知りました。ははは。だからイエスの血は〜が流れてたのね。で、筒井康隆のああいう言葉が出てきたのね。浅野忠信のルックスもハマってるってことなのかなぁ。彼だけが白を基調にした服を着ていたのも、これが理由だったのかも。もう一回見てもいいかもなぁ。