For Whom The Bell Tolls+屋久島その5

最近稚内だかで、友人に、自分の母親(離婚していたそうですね)を殺してくれと頼んだだかという事件があったようですが、それを受け、「あんたたちもこんな風に思ったことあった?」などと母親に聞かれたことがあった。質問に答えはしなかったが、なかったと言えば嘘になるだろう。まぁ、そんな思いを多少なりとも引きずっていたからこそ、あの頃の自分はひたすら叫びまくっていたのかもしれないなぁと思う。


さて、屋久島話、いよいよ4日目に突入です。前の晩、飲みすぎて(ってほど飲んだ感じはなかったが…)記憶を失ってしまった私でしたが、縄文杉に向かうこの日は、朝4時(だったはず)に起きなきゃいけないという厳しい状況でした(なんせ、登山口までのバスが一日一往復しかない上に、時間が早い)。が、意外と起きれるもんで、若干酔いが醒めていない感じがしつつも、おばちゃんに果物などをいただき、注文していたお弁当(朝食と昼食)を受け取り、無事に登山口に向かったのでした。
登山口で朝食を食べ、前日までのすっきりしない天気がうそのように晴れ渡った空に、朝日が上っていくのを見ながら、6時過ぎに出発。

で、ひたすらトロッコ道を歩く。

こんな感じ。平坦ではあるのだけれど、歩幅が制限されてしまうせいで、とんでもなく歩きづらい。

序盤に歩くあたりでは、現在もトロッコが通っているらしく、こんな状況に出くわしたりもした。
同じバスで来たほかの人々を、追い抜いたり、追い抜かれたりしながら(ガイドつきの人なんかは、ちょこちょこ立ち止まっているので、よく追い抜く。なんだけど、「あれ、この人たちさっき追い抜かなかったっけ?ショートカット?」なんてこともあった)、わりとダラダラと話しながら歩く。時折シカを発見し、きゃあきゃあ言ったりしつつ。

が、橋がこんな感じで、けっこう怖かったりもする。大きい橋は、欄干があっても、歩けるところは細い木道だけのため、さらに怖い。写真撮る余裕なし(実は撮ったかもしれんけど)。

まーしかし、本当に天気に恵まれたもんで、こんなにきれいに光が差し込んでいたりするんですな。なんか、天国への階段みたいな感じ。雨だったら、めちゃめちゃすべって大変だっただろう、この道は。2時間半ぐらいこのトロッコ道を歩き、大株歩道入口というところで一服。ここから若干急な道へ。では、写真の量も多いので、とりあえずこの辺で。

最近余計なというか、なんかこう、暗い感じの話をちょこちょこ書いてますが、まぁなんというか、それなりに昔のことを対象化して見ることが出来てきたかなと思ったからなんで、何卒ご勘弁を。色んなことと向き合おうとしたら、やっぱりそれなりにこういうことも思い出さざるを得なかったりするし。別に悲劇のヒーローとかを気取りたいわけじゃないんで、ね。すんません。


引越しの準備に伴い、粗大ごみを捨ててきた。壊れたビデオデッキなどとともに、雪の降った3月のある日にお茶の水で購入したアンプ、JCM\350(仮)も捨てた。今なんて、一万だしゃあもっとまともな音の出るちっこいアンプが買えるしねぇ。なんだかんだで機材の進歩ってすごいなぁ。まぁ家庭用アンプなんて、もう買うことはないだろうけれど。しかし、思い出すなぁ、ビニール袋を被せられた、ベースのソフトケース。

無意識のうちに、マサルさんネタを口にしてしまう自分を恐ろしいと思った一日でした。あとあれだな、ダンナは2人いるのに(今日結婚しました)、彼女はいないっつーのはしょっぱいもんだなぁと思いました。