君から離れられない

主に布団。

今は意図的に聴かないようにしている音楽に関しても、改めて思うことがあったりもする。ノイジーなギターの面白いところは、フォークも、サイケも、ハードコアも、いろんなものの垣根を曖昧にして鳴らすことが出来ることだったりするんじゃないか、とか。良くも悪くも、なんだろうが。
Where You Been
で、まぁそういったものが自分の全ての基盤であるというのは、紛れもない事実である、と。

DIS
例えば、このアルバムで使われている「あー80年代だな」といった感じのシンセの音というのは、正直自分にとっては相当キツイもんであったりするのだが(曲はいいと思うけど)、荒く歪んだギターの音というのは、いつの時代の音でも自分にとってはそれなりに心地よいもんだったりする。そこにロックを感じるとかそんなんじゃなくて、単純に自分にとって気持ちいいものとして響いてくるから。
テクノロジー、時代性と、心地良さというものは、イコールで結ばれるものではない。ハモンドオルガンの音なんてのだって、時代がかった音であるのは間違いないだろうが、そこに何がしかの心地良さを感じることが出来るからこそ、自分にとっては普遍的に良いものという風になるのだろう。変にデジタルな音というのは、やっぱり好きにはなれないな。心地良さを感じることが出来ないから。そういった感じの音が出てくるようになる前の音楽というのは、なんというか、安心して聴けるな、と感じたりする。まぁ、ブルースの影響が強すぎるものは自分には合わないのかもな、とかも思うけど。